FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか? 利回り100%の外貨投資戦略 (単行本(ソフトカバー)) 松田 哲 (著)
著者からのコメント
個人でも外国為替取引をするのが容易になりました。最近は、"FX"とか"FX取引"と呼ばれることも多くなりました。 "FX"を始めることは簡単になったのですが、簡単でないのは「儲けること」。外国為替取引で、継続して利益を得るのは容易ではありません。外国為替相場を読み、それに対応していくことは、決して簡単なことではないのです。
1年後の生存率は1割から2割とも言われる過酷な外国為替証拠金取引(FX)。シビアな相場の世界で、勝つための方法を述べたのが、この本です。 "FX取引"について書かれた本は、そのほとんどが初心者向けで、中上級者向けに書かれた良質のものが少ない、と感じます。「初心者向けの知識はわかった、その一歩先のノウハウが欲しい」といった声が聞こえてきます。そういったニーズに答えることが出来れば、と考えて、本書をつづりました。
外国為替取引をする際に、負けたいと思う人はいないでしょう。だから、この本は、なにも、わざと勝率を悪くして、「1勝9敗」になるように、相場を張ることを勧めているわけではありません。「10勝0敗」の方がいいに決まっています。しかし、実際に、相場を張れば、きっと「1勝9敗」よりも、もう少しは、勝率がいいでしょう。本気で勝とうとして10回相場に臨んだ場合に、1回しか勝てず9回負けることも、実際のケースではまた難しいものだ、と思います。 常に「1勝9敗」ならば、それは、自分が考えたことの逆を張ればいいのですから、素晴らしい結果が得られるに違いありません。
実際には、自分が考えたことの逆を張るなどということは出来ないでしょうから、そういった戯れ言はさておき、私がお伝えしたいのは、「1勝9敗『でも』勝つ方法」なのです。つまり、「個々のバトル(戦闘)は負けてもいい。しかし、ウォー(戦争)に負けてはいけない」「最終的に、勝つためにどうすればいいのか?」ということです。 「勝つためにどうすればいいのか?」ということに基づいて、「マーケット(相場)にどう臨むか?」といった心構えについても詳述しました。 〔2007年1月松田哲〕
続きを読む