幸せになる投資戦略を探せ ―僕たちの10年後物語 (単行本) これからの資産形成を考える会 (著)
出版社/著者からの内容紹介
この本は、近未来を4つのシナリオ別にシミュレーションした日本初の「近未来マネー小説」です。10年前に共に大学生活を送った男女5人が、10年後の2017年の日本で何を感じ、どのような生活を送っているのかを、「ハイパーインフレ」、「超管理社会」、「BRICs到来」、「強い日本の復活」という4つのシナリオでシミュレーションしています。小説の形をとることで、例えば「インフレ30%」といったハイパーインフレーションが人々の生活環境や行動に及ぼす影響をイメージしやすくなっております。どのような未来になるのかを正確に予測することはできない中で、人生を真に豊かなものとするためにできることは何かを、この小説を通じて読者の皆様に感じていただければと思います。
出版社からのコメント
●10年後はどうなる?と言われてもピンとこないかもしれません。たしかに10年という時間の単位は長く感じられるものです。たとえば今から10年前の1997年のことを詳細に思い出すことはむずかしいでしょう。この年、橋本政権が消費税を5%に引き上げ、神戸児童殺傷事件が起き、ダイアナ妃が亡くなり、サッカー日本代表がワールドカップ初出場を決め、秋には大手金融機関が連鎖的に倒産し、日本は金融破綻するのではないかとささやかれました。今から見ると、ずいぶん過去の出来事のような気がします。
●しかし、時間は誰のもとにも公平に流れ、経済や暮らしは確実に変わっていきます。10年後、この国は「アジア随一の経済大国」でいられるでしょうか。あなたの会社の社長がいつの間にか中国人になっていたら? ブラジルの名もない会社に敵対的買収を仕掛けられたら? ハイパーインフレで年収1000万円なんて安月給と言われるようになったら? そんな大胆なシナリオを小説にして、本当に安心できる投資戦略の考え方を探ったのが、この本です。
目次
まえがき(トヨタファイナンシャルサービス証券 金森巧)
プロローグ 2007年4月15日
第1話 ハイパーインフレが来た!
10年後の金融市場
(マネックス・ビーンズ・ホールディングス 松本大)
第2話 超管理社会が来た!
10年後のクルマ(トヨタファイナンシャルサービス 今井範行)
第3話 BRICsが来た!
大学生が考えた「10年後」
第4話 強いニッポンが来た!
10年後のために、今何をすべきなのか?
(マネックス・ユニバーシティ 内藤忍)
抜粋
いつか「その日」が来るのは、日本中の誰もがわかっていた。心の準備はみんな十分にできているはずだったが、それでもいざ「その日」を迎えると、やはり誰もが何とも言えない寂しさ、喪失感を覚えたようだ。新聞やテレビが報じるところによると、今年2017年、日本はついに名目GDPで成長著しい中国に追い抜かれ、世界3位に転落することが確定したらしい。まぁ、人口は日本の十倍、領土は二十何倍っていう中国だ。いずれ中国に追い越されるってのはかなり昔からわかりきっていて、要はそれが早いか遅いか、単に時間の問題だけだった。−「第三話 BRICsが来た!」より
カスタマーレビュー
※★★★★☆ 参考になりました, 2007/3/4
本書は現在の日本の置かれている状況を基に、10年後のシナリオを小説という形で4つ提示している。しかし本書の肝心な点は、詰まるところ将来は「予測不可能」なものであるから、未来がどのような社会になろうとも対応し得るような資産形成法を示唆していることと思われた。変化が速く、5年後すら予測できない世の中において、個人の資産をどう運用すべきか参考になった。蛇足だが、個人的には2つ目のシナリオ「超管理型社会」の設定が非常にリアルに感じた。小説の展開そのものは安っぽい。。。
カスタマーレビュー
※★★★☆☆ 読み物としてはつまらないが、入門の入門としてならOK, 2007/2/25
15分で読み終えた。 便所の落書きのような掲示板や各種ブログ上で散々書き散らされてきた内容の集大成といった印象。「空想短編小説集」と前書きでうたっているが、おなじみのハイパーインフレを扱うなら¥1,500の価格に見合ったものにすべきだろう。披露される未来予測は陳腐かつ凡庸。とくに技術の進歩はこれから幾何級数的に加速することを念頭に入れてない点でまったくお話にならない。しかし各種投資を経験していない初心者への導入書の一部としてなら使えるかも。
カスタマーレビュー
※★★★★★ 話がとても面白い!, 2007/2/23
投資に関心があって読んでみましたが、これは投資本というよりは小説ですね。それで、その話が抜群に面白いです。読み物としては最高だと思います。
カスタマーレビュー
※★★★★★ 将来を想像し、創造できる本, 2007/2/23
仮想小説になっているのですが、とても面白かったです。BRICsなど随所に、今後世界や日本で起きる可能性があるキーワードが散りばめられていて、テンポ良く学べます。また、将来予想図を考えるきっかけになり、自身の人生設計を考える上でとても参考になりました。こんな本を待っていました。
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■著者について
「これからの資産形成を考える会」は、トヨタファイナンシャルサービス株式会社、マネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社の子会社であるマネックス証券株式会社および株式会社マネックス・ユニバーシティ、ならびに株式会社講談社などが参加する研究会です。
商品の詳細
単行本: 252ページ
出版社: 講談社 (2007/2/21)
ISBN-10: 4062820382
ISBN-13: 978-4062820387
商品の寸法: 18.8 x 13 x 2 cm
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