金持ち父さんの投資ガイド 入門編 ― 投資力をつける16のレッスン (単行本(ソフトカバー)) ロバート キヨサキ (著), シャロン レクター (著), 白根 美保子 (翻訳), 林 康史 (翻訳), 今尾 金久 (翻訳)
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100万部を突破した驚異のベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』シリーズの第3弾。「入門編」と銘打たれた本書では、「投資力をつける16のレッスン」として、これまでの2冊になかった実践的な投資の知恵を提供している。
第1作から続く「金持ち父さん」のレッスンは、著者がベトナム出征から帰還した直後に再開される。この時点での著者の資金は地道に働いて得た3000ドルのみ。幼なじみのマイクは金持ち父さんの後を継ぎ、実業家として成功を収めている。著者は金持ち父さんとマイクが話していた「金持ちの投資」に関心を持つが、自分にその資格がないと知り、失望感を覚える…。
このストーリーからわかるように、本書における著者は、ほとんどお金を持っていないゼロの状態から始まる。前作『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』の4つのクワドラント(ビジネスオーナー<B>、投資家<I>、従業員<E>、自営業<S>)の内容を受け、いかにしてEやSの状態を脱し、「金持ちの投資」に至るかが書かれている。
サラリーマンがどんなに頑張っても大金持ちになれないのは、税制などの構造的な問題によるのだと著者はいう。本書のなかで著者はその構造を暴き、金持ちの側に立つための心構えや考え方を説いているのである。もちろん、金持ちになりたいかどうかや、幸せな生き方は人によって違う。だが、現在の生活に疑問を持っている人や、資産運用に関心を持っている人には、目からうろこが落ちること間違いなしの1冊である。(土井英司)
出版社/著者からの内容紹介
「金持ち父さん 貧乏父さん」(累計129万部)、「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」(累計26万部)に続く、「金持ち父さん」シリーズの第3弾。著者が9歳のときから始まった金持ち父さんの教えは、25歳になった著者がベトナム戦争から帰ってくると、いよいよ本格的になってくる。
「投資ガイド」の上巻にあたる「入門編」では、投資家になると決めたロバートに対し、「投資家に必要な心構え」について金持ち父さんが16のレッスンに分けて教える。どの金融商品、どの手法がお勧めだというような小手先のヒントではなく、投資の基本ルールや学ぶべき知識、なぜ投資が必要か、投資が危険でない理由などをわかりやすく説く。投資家になるための心構えを身につけること、それこそが、金持ち父さんが教える「金持ちになるためのプランの第一ステージ」だ。
キヨサキが子どもの頃に金持ち父さんから受けた教えについて書いた「金持ち父さん貧乏父さん」、青年期に受けた教育について書いた「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」に続けてこの本を読むと、金持ち父さんの教えの全体像がかなり鮮明に見えてくる。これまでの二作を読んで、「もっと具体的な教えがほしい」と思っていたシリーズ愛読者には、必読の書となるだろう。
内容(「BOOK」データベースより)
投資についての本を読むのは初めてで、もしかしたら複雑すぎるのではないかと心配している人も心配にはおよばない。読者のみなさんにお願いすることはただ一つ、自ら学ぼうという姿勢を持って、先入観にとらわれることなく柔軟な頭で最後まで読み通すことだけだ。たとえすべてが理解できなくても、この本を最後まで読み通せば、いま実際に投資をしている多くの人や、いま投資に関して他人にアドバイスを与えている人たちよりも、投資についてずっとよく知ることになるはずだ。
内容(「MARC」データベースより)
「金持ちになるためのお金の哲学」を、実践に移すための基礎編。まずは「投資とは何か」を理解せよと説く。基礎がわかっていれば、投資は決してリスクの高いものではない。投資に強くなるため、まずビジネスの基礎を学ぶ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) キヨサキ,ロバート
日系四世、ハワイ生まれ。ハイスクール卒業後、ニューヨークの大学へ進学。大学卒業後は海兵隊に入隊、士官、ヘリコプターパイロットとしてベトナムに出征した。帰還後の1977年、ナイロンとベルクロを使ったサーファー用財布を考案、会社を起こした。この製品は全世界で驚異的な売上を記録し、『ニューズウィーク』をはじめ多くの雑誌が、ロバートとこの商品をとりあげた。1994年に四十七歳でビジネス界から引退した。今やっているのは、投資と教育だ。「持てる者」と「持たざる者」とのギャップが広がることを憂えて、ボードゲーム『キャッシュフロー』を考案した。これは、それまで金持ちしか知らなかった「金儲けのゲーム」のコツを教える教材だ。このゲームはアメリカで特許権を得ている。お金に関する教育、経済動向についての講演は高く評価されている
レクター,シャロン:
妻であり三児の母であると同時に、公認会計士、会社のCEOでもあるシャロンは、教育に関心が深く、多くの力を注いでいる。フロリダ州立大学で会計学を専攻し、当時全米トップ・エイトに入る会計事務所に入所。その後もコンピュータ会社のCEO、全国規模の保険会社の税務ディレクターなどへと転職し、ウィスコンシン州で初の女性雑誌の創刊にもかかわる一方、公認会計士としての仕事を続けてきた
白根 美保子
翻訳家。早稲田大学商学部卒業
林 康史
立正大学経済学部教授。法学修士(東京大学)
今尾 金久
公認会計士・税理士・米国公認会計士。明治大学経営学部卒業。監査法人中央会計事務所(現・中央脊山監査法人)を経て、1981年に今尾公認会計士事務所を開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
※適格投資家の考え方を学ぶための入門書, 2007/1/14
金持ち父さんシリーズの第3弾。この本では、投資そのものが危険なのではなく、投資家の思考自身が危険なのだと説いており、一般の投資家がいかに無謀な方法で投資を行っているかを、著者と金持ち父さんとの会話形式で、分かりやすく説明しています。 投資において成功するためには、世の中の仕組み (政府は負債に対する優遇政策を取る、など) を理解した上で、財務書類を読み書きする能力(フィナンシャル・リテラシ)を身に着けることで、リスクを低減し、金を使わずに資産を増やす方法を考えることが重要だと述べています。 入門編では、このような適格投資家の考え方と、悪い投資家の考え方の違いを理解することができますが、具体的にどうすれば良いかは上級編を読む必要があるようです。 しかし、、、このシリーズは、同じことを何度も繰り返すし、本題になかなか入らないし、冗長すぎる気がします^^; アメリカ人は、ボトムアップに説明していく書籍に慣れているのでしょうか? トップダウンな論理に慣れていると、ものすごい読みづらいかもしれません^^;
カスタマーレビュー
※「ひとつの考え方」として受け止めたい, 2007/1/3
経済的な自由を得ていると主張する著者は、僕から見ると人一倍、束縛されている気がする。勤め人で決まった給料で暮らしている人でも、大らかに生きている人はたくさんいる。もちろん今後の日本では、もっと真剣に自分の老後などを経済的な部分を含めて考えていかなければいけないけれど、それに必要なお金を得る方法は他に色々とある。
資産や負債についての考え方は一般的且つ常識的な域を出ないが、改めて読むことで今一度自分の生活を見返すきっかけになると思う。現在と将来を豊かに生きる方法の「ひとつの考え方」として、この本は受け止めたい。
カスタマーレビュー
※上級編がすんなり入るための書。投資家のものの見方, 2006/12/21
この本は、投資家はどういう風に考えているのかがつかめる本で、上級編に上手く入るため書であると私の中では位置づけされています。考え方は重要な要素です。 例えば、1〜5君に意味の分からない記号の書かれた石盤を見せた場合。それぞれ、こう考えたとします。
1君「この記号は何を意味しているのだろう?」
2君「この石は何で出来ているのだろう?」
3君「この石版は誰が作ったのだろう?」
4君「この石版は誰が見つけたのだろう?」
5君「この石版の価値は一体いくらだろう?」
それぞれこういった疑問を持ったとすると、 1君は「記号の意味」、2君は「石の成分」、3君は「石版を作った民族」、4君は「石版を発掘した人」、5君は「石版の値段」が分かるでしょう。たどり着けないかも知れませんが、目指すべき答えはそうだと思います。私は職業に詳しくなく、ただの偏見でしかない課も知れませんが、おそらく、1君は考古学、2君は地質学、3君は歴史や民俗学、を専攻しているでしょう。4君は探検家になりたいかも知れないし、5君は将来、博物館のオーナーを目指しているかも知れない。 つまり、人によって考え方は違い、かつ成功したければ、まずは「成功者が注目する着眼点」を身につけるべきであり、これを読んでから、基本の投資術をマスターしていくのはありだと思います。それにこの本は何から勉強をすればいいのか分からない人にとっては、良き指南書のような構成になっていて、また投資以外のことも学べる啓蒙書ともいえます。一度読んでみる価値はあります。
カスタマーレビュー
※豊かさと自分の成長のために, 2006/12/9
本当のお金持ちの条件とは?投資は個人的なプランであり、投資自体にリスクがあるのではない。リスクは投資家自身だと説きます。感情に支配されて市場の値動きに一喜一憂するようでは本当の投資家にはなれない。お金持ちになるには、堅実な将来を見据えたプラン、戦略をきちんと描くことからはじめること。そして自分自身をコントロールすることが何よりの出発点かもしれません。安定よりも勇気を出して果敢にリスクに挑み、間違いや失敗から何かを学び自分を前進させる推進力をこの本はおしえてくれたように思います。単なるお金儲けを学んでも仕方ない。人間的な成長も伴わなければ投資もお金も意味がないような気がしました。
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※投資は危険ではない。ビジネスの基礎を学ぼう。, 2006/5/7
投資をするためにはお金が要る。そのお金を作るために普通の人は苦労している。そこに「考える、創造する」というプロセスが必要である。具体的な方法は続編にて、というこれまたビジネスとしてうまいですね。
カスタマーレビュー
※相変わらず回りくどいが・・, 2005/11/30
このシリーズはとにかく回りくどい。一言、二言で済むようなことでも、会話を交え、何ページもかけて説明する。書いてあることはとてもいい事ばかりなのだが、この回りくどさには毎回、辟易する。内容が明確に分類/章立てされているわけでもなく、ざっと読んだだけではどこがポイントなのか分かりにくい。たぶん海の向こうではこのような書き方が好まれるのだろう。 前作「キャッシュフロークワドラント」と重複する部分も多いが、前作を読んでいないと何のことか分からない部分もある。とにかく「お金持ちになる考え方」という点では他に類を見ない良書だが、「書き方」についてはガマンして読み進めるほか無い。